昨今の洒落怖のあれこれ
少し思った事を話したいと思う。最近の怖い話について。
近頃は緊急事態で家でごろごろする時間が増えたのでAbemaで色々と作品を巡っていて、その中でも裏世界ピクニックというアニメを見たのだけれど、それが都市伝説や洒落怖系を元にしたものだったので色々と気になり、流れで最近流行ってる怖い話とか無いかなと検索をかけてみた。
そうするといわゆる洒落怖殿堂入りのやつばかりが出てくる。最近投稿されたものでしっかりまとまった怪談の形をしているものが見たいのだが、流行りの話はほとんど見つけられない。
Twitterなどで話題になる怖い話もきさらぎ駅や裏世界などへ行ってしまった等の一度見た事がある内容だし。
それ自体は悪くないのだけど、SNSへの移行から怪談という文化自体がかなり廃れてきた感じがする。
みんなもう幽霊や怪異を信じていないのだ。
この言葉は、少しの不安の種が段々と育っていき、芽を出すまでの力が無くなっているという意味である。
科学の進歩によって日に日に神秘性が世界から消えていくのも理由なのかね。それによって生まれるフィクションもあるけれど。
今人々の不安を煽るものは心霊ではないのだろう。逆に何かといえば似非科学や陰謀論とかじゃないかな。
時代が進み掲示板からSNSへインターネットは移ろい、同時に消えていった文化もあるが、気づけばここまでのレベルで変化していると思わなかった。時勢的なこともあるだろうけど。
あとTwitterは大体報告的になっちゃうからね。まあそういう怖い話もあるし、呟きのツールなのだから当たり前だけど。反応も膨大で粗雑なものが多い印象。
比べて、掲示板も同じ部分はあるけれど、スレとか形式とか、Twitterよりは怪談を作り上げるのに必要な土壌が備えられているよね。
殿堂入りとかで有名どこの話が出るのはいいけど、ここら辺で新世代みたいな怖い話が出ないかなとか。
終わり。願わくばネットの形態が変わっても、人々の記憶に残るような怖い話が生まれて欲しいなと思ったという話でした。